聴音

聴音に苦手意識をおもちの方の克服法をお教えいたします。

まず「聴音」とは、メロディーや和音を聴いてそれを速やかに五線紙に書き取ることです。きちんとした音感を身に付けるためのトレーニングとも言えます。最近では音楽を聴いて楽譜にすることを「耳コピ」といいますが、まさしくそれが「聴音」のことです。聴くことのみで、拍子・音程・リズムなどを正確に判断できなければ記譜することはできません。正しい記譜の仕方は楽典にて学ぶこととなります。

そのため聴音のトレーニングを行うことによって、実際の表現していく音と楽譜の関係が理解できるようになります。

この大切なスキルを身につけるスタートとしては、短いフレーズ(34つの音からなるメロディー)を聴き取ることから始めます。そしてそのフレーズを歌い、(新曲視唱につながっていきます)それらのフレーズを五線紙に書き取っていきます。やがて自然に長めの、複雑なフレーズでも同様のことが行えるようになります。

また音楽高校・音楽大学受験対策ではメロディーは単旋律だけではなく、複数の旋律が同時に演奏されるものや和音の聴音も必要となってきます。


聴音を苦手とされる方のお悩みとして、

「何の音だかさっぱり見当がつかない」

「リズムが取れない」

などがあります。

特に音が分からない人は、実際歌ってもらうと「正しい音程で歌えていない」方が多くいるように思います。調性感がないとも言えることから、聴音課題の曲は、歌うこともとても大切なこととなります。何曲か歌って、その中から聴音書き取りをしていくこともとても良いトレーニング方法です。
半年も経つと、必ず効果がでてきます。聴音視唱の相互作用で少しでも早く正しい音感を付けていきましょう。


【秘訣①】
拍子のカウントをとる時は、指で取ること。4拍子の場合、1拍目から親指・人指し指・中指・薬指の順で取ります。聴きとれた音が、小節の中の何拍目だったのか分かるようになります。その時の音が親指で聴こえれば、小節の1拍目だと分かります。


【秘訣②】
各小節の1拍目の音は必ず演奏1回目で書き取ることが理想。もし聴き取れなかった音は、聴き取れた音から前後を推測していく事もできます。


【秘訣③】
各小節の和声(コード)進行を考えること。聴音課題では単純な和声進行の場合も多くあります。((Ⅰ-Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ7-Ⅰ)(Ⅰ-Ⅱ-Ⅴ7-Ⅰ)など)和声進行は楽典を勉強していく中で知識を身に付けていくことができます。


【秘訣④】
音程間の響きを感覚的に覚えておくこと。これは和音聴音でとても役に立ちます。ピアノで鳴らされたあらゆる3度音程を、「長3度!」「これは短3度だ!」と感覚的に分かることは、とても有益です。


【秘訣⑤】
音楽大学入試などでは記譜の際、最初から濃く書かない。間違えた時にすぐに消せるためです。試験の際は最後に仕上げの時間も設けられています。その時間で清書をしましょう。

 

絶対音感がある人ではなくても、相対音感を練習によって正しい音程を身に付けていきましょう!聴音の苦手意識を克服するには、譜面を書く前にまず『聴音問題をとにかく声に出して歌うこと』です。
丸暗記するぐらい歌ったら、それを頭の中で正しく鳴らせるかの確認も大切です。
曲をこなした量だけ、音程やフレーズパターンが身についていきます。

 

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