利休と七人の小人たち

2017/08/06

 

千利休には「七哲」と呼ばれる名(茶)人が居た。
皆、武将としても優れており、特に蒲生は名軍師としてその名を轟かせた。

...

七哲は以下の七人。

蒲生氏郷、細川忠興、古田織部、芝山監物、瀬田正忠、高山右近、牧村利貞

細川、高山などは有名なキリシタン大名でもあり、最後は秀吉に追い込まれて疎まれたり、殺されたりしている。

特にずば抜けて面白いのは古田織部である。
彼は利休も特に一目置き、唯一自分を超える存在として可愛がった。
この辺りは映画「豪姫」(勅使河原/武満/宮沢りえ)に出てくる。
織部の役をやったのは仲代達矢である。

最後に秀吉に因縁を付けられ自害せよと言われたときの言葉が振るっている。
本当に言った言葉では無いとも考えられるが秀吉の直属の使者に対して「面白うないわ!」と一喝して刀を抜くシーンが印象深かった。

最後は法律や理屈ではなく、面白くない!
と感性で切り返すところに織部の反骨精神、いや「美学」をみる。
やはり彼はただの武将ではなかったのである。

今の芸術家の馴れ合いクラブの中でこれくらいの気概があるものが何人いるか。
大学などに勤めてしまっては結局、お上に(科長だの学長だの理事長)に逆らうことはできない。そこには芸術家は存在しない。

更に協会や組合に取り込まれ、お互いに牽制仕合ながらも、仲良く穏便に済まして生きていくのはさぞ辛かろうと思う。
それがオトナというものなのである。

しかし、芸術家たるもの最終的には「孤」であってほしい。
「ふふふ、君はまだ子供だから悪態を付けるが、そんなことでは業界では生きていけないのだよ、かわいいわね」という、薄ら笑いが聴こえてくるが・・・

世話になった恩師に仇を返すつもりもないが、今の音楽業界を作り出したのは他でもない貴方達なのだよ。
良いものを作った人は教えずとも食えるからね。(お呼ばれくらいはいいが)

馴れ合い全盛期を謳歌し、あとは悠々自適。
これでは官僚となんら変わりはないではないか。
 

 

長いものには巻かれなさい。
人様のことは気にしないで良い。
皆を愛しなさい。






文責:彦坂

 


音楽豆知識一覧

Menu