サスペンスやスリラーの映画音楽について

2017/08/15

映画監督、作曲家。
皆さんはどういう方法でやっているのだろうか。...

通常はスタッフ皆が「オチ」を知り、全て承知の上で戦略的にやっていくことが多いのだろう。
しかし、人間というのは敏感なもので「何かを隠し持っている」ことがシチュエーションや第六感で透けて見えてしまうことが多い。

そうなってくると、監督と脚本家だけが(下手したら監督・脚本は一人で)全てを把握しておいて、オチはスタッフに一切知らせないで作らせ続けるなんていう方法もあるのかもしれない。
今の低予算の映画ドラマ作りでは無理かもしれないが毎回ぶつ切りの断片の脚本が来て、
音楽を付けていく(後で変えることはできない)というようなスタッフもスリルを体験しながら一つの作品を作っていくのも悪くないかもしれない。

どうも、最近のは予定調和が多いし、トリックもその程度かという様なものが大衆受けする。
昔は見終わっても何だか分からなかった映画が山ほどあった。

芥川の「藪の中」を題材にした「去年マリエンバートで」は有名だが、F.フェリー二の「8 1/2」、北野武の「3×4x10月」、ウッディ・アレンやタルコフスキーの作品とか。

これらは少なくとも哲学的で技巧的で、シュールレアリズムなのかもしれないが、もっと酷く本当に構想自体が破綻しているのに奇跡的に面白くなってしまった。
というようなことはないのであろうか。
これもある種のチャンス・オペレーションなのかもしれない。


文責:彦坂

 


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