ホリゾンタル・トーナリティ⑤

2017/11/23


2つの異なる旋法は同時に成立することができます。

その差異を際立たせることもできますし(多旋法)、とても親密にまるで一つの旋法で書いているかの様にすることも可能なのです。

...

この辺りが機能和声から頭が抜けられない人には理解できないらしい。
だから、すぐに無調に行くのです。
調性が分からない人ほど無調に行っている傾向があります。
「売れる」というのは確かに商業戦略に騙されることはありますが、原則としては普遍性がないと無理です。

菊田裕樹さん作曲の「森が教えてくれたこと」
これは本当に歌を「教えて」くれています。

上声部はFにたどり着いているのでモーダルトニックはFです。
(但しリディアン・トニックはE♭)

下声部はモーダル・トニックがC。
(リディアン・トニックはB♭)

難しい用語でラッセルはちゃんと書いてますが詳細はオトナの馬鹿げた事情で書けません。
(もう結構書いているけれども。訴えられてもどうせ金無いしね、音楽を皆が分かる方が優先です。利権やアカデミズムの恐怖などクソ食らえよ)

すごいですね。
これは一見すると3拍目でモーダルチェンジをしているようにも見えますが、恐らく菊田さんはそんな風には捉えていないでしょう。
ただ並べたのです。
坂田晃一はこの点、機能和声から抜けられていないときがありました。
その代わり「洗練」されます。
菊田裕樹は原型をガバッと出してきます。
そこが別格なのです。

コード理論的には全く説明が付きません。これが歌や調性の本来の面白さなのです。

ラッセル概念は機能和声よりも、メシアンなんかよりも遥かに面白いのですが、弱点はリディアン以外の旋法を亜種としてしまった点にあります。

CMaj ScaleなんてFlyd. Cstartと捉えます。(Perfect5th Belowと同じレヴェル)
これも間違いではないけれども、結局は実用重視のアヴェイラブル・ノートと同じ落とし穴行きなのです。

やはり、ミクソリディアもドリアも別個に存在している。
メジャーも必死で「メジャー」を確立するために色んな規則を生み出しているようなもの。

まずは「ウタありき」です。
コードネームなんてのは便法に過ぎません。











文責:彦坂


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