ホリゾンタル・トーナリティを意識して曲を作るには?

2019/12/04 []


一見すると簡単そうな曲ですが、実は全ての声部を「F Lydian」から発想しています。



上二声は「F Lyd.➡CMaj.」に辿り着くように、下の二声は「F Lyd. /9T.O.」、つまりA♭音を「G#」に見立てて「A Harmonic minor」として作られているのです。



4声を全て「Line」(旋律)として考えて作っているので結果的に最後の「タテ(Vertical)」には「C Lyd. mode Vlm」の「Am」というトニックが、単純にA minorの音楽として作るよりも深みのあるサウンドになっているはずです。



上声はCMajを目指して進んだのに、下声がAminorを志向しているため結果的に「タテ」の構造だけを見ると「Am」の曲に見えますが、意外に複層になっているのです。

これはコード理論では思い付かない発想です。



民謡を集めていたバルトークはこれをもっと離れたトーナリティを持った「Line」同士組み合わせて作っているのです。

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