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ピアノのレッスンを受けたい!大人も子どもも気をつけるべきポイント
習いごとのなかでも人気の高いピアノは、子どもはもちろん、大人になってから習い始める方もたくさんいます。音楽的感覚を養いたかったり、自分の好きな音楽を弾いてみたかったりと、その目的はさまざまです。
そこで今回は、これからピアノレッスンを受けたいと考えている方へむけて、ピアノレッスンを受ける際に気をつけたいポイントをご紹介します。レッスンを受ける際のマナーも紹介するので、すでに習っている方もぜひ参考にしてください。
通いやすい場所が継続へのカギ
ピアノレッスンを受けると決めたら、まずどこのレッスン教室を選べばいいのか悩んでしまうことでしょう。レッスン教室を選ぶ際には、とにかく通いやすい場所を選ぶのが大切です。通いやすさを判断するポイントをご紹介します。
音楽スクールと個人教室の違い
ピアノのレッスン教室には、楽器の専門店などが開講している音楽スクールと、ピアノの講師が個人的に開講している個人教室があります。
音楽スクールは、レッスンの時間帯が幅広く用意されている傾向にありますが、多くの場合は複数人でのレッスン体制です。それに比べて個人教室は、時間帯が限られることが多いもの、個別レッスンに対応しやすいのが特徴です。
社会人だと、レッスンを受ける時間帯はとても制限されるので、自分の通いやすい時間帯に合わせてレッスン教室を選択しましょう。
月謝の平均相場
ピアノのレッスン教室は、月2〜3回のレッスンで構成されているのが一般的です。月謝の平均相場は、個人レッスンの場合10,000円(税込)、集団レッスンの場合70,000円(税込)ほどになります。
教室によっては、レベルごとに金額が違い、1段階上がると500〜1,000円値上げするといった制度を設けているところもあります。料金形態は教室によって大きく違いがあるので、複数の教室を比較してチェックするようにしましょう。
自宅や学校・職場から近くの立地
どんな楽器でも、継続して練習しなければ上達しません。そのため、通いやすい場所にあることは重要なポイントです。下記のような点を確認するといいでしょう。
- 駅から近いか
- 自宅から歩いて行ける距離か
- 学校帰りでも通える場所にあるか
レッスンに向かうときは、学校帰りか会社帰りかなどを考え、自分の使いやすい場所にある教室を選ぶようにしてください。
自宅への出張レッスン
ピアノ教室のなかには、自宅への出張レッスンを行っている教室もあります。まだお子様が小さい場合、ひとりで教室まで通わせるのは不安に感じる親御さんが多いでしょう。そういった家庭には、直接自宅へ出向いてレッスンを行っています。
しかし、自宅でレッスンを行うということは、自宅にピアノがなくてはいけません。ピアノを用意するのがむずかしい場合は、出張レッスンを受けられないので注意してください。
振替制度の有無
振替制度があるかどうか、事前に確認しておきましょう。レッスンは月ごとに予定が決まっていることが多いですが、体調不良などでレッスンに行けなくなってしまうときもあるでしょう。
振替制度がないと、レッスンに行く回数が減ってもレッスン費用が変わらないので、非常に損をすることになります。振替制度を使ってレッスン回数を減らさなくて済むように、制度の有無は確認しておきましょう。
ピアノレッスンでのマナー
ピアノのレッスン教室には、知っておくべきマナーがあります。知らないと恥をかいてしまうことがあるので、頭にいれておくようにしましょう。
入室時はきちんと挨拶
教室に入る際には「よろしくお願いします」と挨拶をしましょう。入室時だけでなく、レッスンが始まるときにも先生に対して挨拶をするといいです。
ピアノ教室に限ったことではないですが、挨拶は社会のマナーなので、大人も子どもも関係なく挨拶するように心掛けてください。
爪はきれいに切りそろえる
ピアノを習うときには、手で鍵盤を弾きます。その際に爪が伸びていたり、派手なネイルをしていたりすると、うまく鍵盤を弾くことができません。
また、爪が伸びている状態であると、しっかり習う気がないのだと思われ、先生に対しても失礼にあたります。レッスンに行く前に、爪はきれいに切りそろえるようにしましょう。
忘れものに注意する
レッスンに行く際には、忘れものをしないように注意しましょう。ピアノレッスンでは楽譜を使用しますが、多くの場合、レッスンで使用した楽譜は自宅へ持ち帰ることになります。
次回のレッスンのときに、楽譜を持っていくのを忘れてしまうと練習に支障が出てしまいます。先生に言えば新しいものを用意してくれるかもしれませんが、練習中の楽譜は、演奏時の注意点やコツなどを書き込みながら使うことも少なくありません。
それだけでなく、レッスンに必要なものを持ってこないのはやる気がないと思われかねません。やる気はあるのにもかかわらず、そのように思われてしまうのは損なので、日ごろから気をつけるようにしましょう。
みるみる上達するポイント
ピアノの技術を身につけるためには、継続して練習をすることが一番ですが、早く上達したいと誰もが思うでしょう。そこでここからは、みるみるピアノが上達する方法を4つご紹介します。
しっかりと目標を立てる
上達するためには、まず具体的な目標を立てましょう。急にむずかしい曲を設定するのではなく、簡単な曲や好きなJ-POPなどを選曲するといいです。
現実的な目標を立てることで、途中で投げ出さずに努力しやすくなります。ひとつ達成したら少しむずかしい曲を目標に設定する、といったかたちで、徐々に目標を高くしていきましょう。
相性のよい先生を探す
レッスン教室によって、先生の個性があります。熱血的な先生や、淡々とレッスンを行う先生など、一概にどのようなタイプがよいということはありません。
ですが、自分に合っていない先生だとレッスンに行くこと自体が苦痛になり、ピアノを継続することがむずかしくなります。
ピアノが好きなのに先生と相性が合わずに辞めてしまうのは、とてももったいないです。万が一先生と相性が合わなかった場合は、別の教室に変えることも検討しましょう。
指導内容に実直に取り組む
先生から受けた指導内容には、実直に取り組むようにしましょう。レッスンを受けている期間が長くなると、自分はこのほうがよい、といった意見を持つ生徒がでてきます。
もちろん自分の意見を持つことは大事ですが、経験豊富な先生の意見をまったく聞かないのは、正解とはいえません。
真摯にレッスンを行ってくれている先生に対して、失礼にもあたります。自分の意見も聞いてほしいときには、先生に相談するかたちで伝えるようにしてください。
ピアノへの熱意を持ち続ける
人の熱意や決心は揺らぎやすいものです。はじめはとてもやる気があったのに、1か月後にはやる気がなくなってしまったという方も少なくありません。
いくらレッスンに通い続けても、やる気や熱意がなければ身に付きません。熱意を持ち続けることが成長に繋がるので、飽きずに続けられるような工夫をおすすめします。なぜ自分はピアノを弾きたいと思ったのか、最初の気持ちを振り返るのもよいでしょう。
まとめ
今回は、ピアノのレッスンを受ける際に気をつけるポイントをご紹介しました。習いごとのなかでもポピュラーなピアノは、大人になってから習おうとする方も多いです。
大人になるとレッスンが強要されないため、継続するのがむずかしいですが、長く続けることでピアノは上達します。
そのため、通いやすい場所にありつつ、相性のよい先生がいる教室を選ぶようにしましょう。また、ただ漫然と継続していてもやる気がなければ、上達することはありません。ピアノへの熱意を持ち続け、先生の指導に実直に取り組むようにしてください。