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【ジョン・ウィリアムズ研究Part1】「シンドラーのリスト」テーマより

2016/07/02 [和声学]

【ジョン・ウィリアムズ研究Part1】

「シンドラーのリスト」テーマより
Music by John Williams

...


イツァーク・パールマンの「泣きのヴァイオリン」、ジョンに似つかわしくない、いかにも悲しいテーマ。
 

ここでは、コード進行としては何の事はない「C7 - Fadd9」というものなのですが、内声を見ていると何と「C7の3rd」である「ミ」とアヴォイド(非和声音」である「ファ」が同居しているのが分かります。
ここでは、メロディは掲載できないので残念ですが、テナーパートは美しくメロディに寄り添っています。

問題は「C7」が完璧に鳴っている状態で経過でも刺繍でもない「ファ」の音をここまで堂々と鳴らして良いのか?

機能和声では「偶成和音」などと呼ばれたりもしますが、和声初学者のみならず、慣れた方でも「こんなのアリ?」と驚かれることでしょう。

少なくとも、この曲のアレンジを依頼されて、これを最初に思い付く人は少ないでしょう。これが音の配置や音響構造のマジックです。

機能和声を「固定した絶対的なもの」と捉えてはいけません。
見事に体系化された1ジャンルの音楽です。
コードに縛られる等もってのほか。
ここは正にモーダルなのです。
答えはすごく簡単で「B ♭リディアン」と捉えれば何のことはないのです。
その2拍はモードの中で自由に音を組み合わせて構わないのです。
ジョンはハープで堂々とsus4を鳴らしてるではないですか。

しかし、ここにも注意点はあります。
それは音響構造です。
あくまでも「C7」11thと捉えることもできる「F音」を「E音」より下方に配置しているのがポイントです。
モードは自由ですが、音響構造を無視して良いということはありません。

これを単に付加・偶成和音と捉えるのは無理があります。
勿論、和声学的にこの部分だけファやレに半拍だけ逃げるのもひとつですが。
単にこの響きが欲しかっただけなのかもしれませんが・・・





文責:彦坂



































































































































































































 

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