不毛地帯

2018/03/12 [映画・映画音楽]

久しぶりに映画について…

 















監督:山本 薩夫



原作:山崎 豊子



出演:仲代達矢、北大路欣也、八千草 薫、藤村志保、秋吉久美子、高橋悦史、大滝秀治、井川比佐志、田宮二郎、丹波哲郎



音楽:佐藤 勝







シベリア帰りの壱岐・元陸軍の名参謀は11年の抑留・苦役に耐えて本土へ帰還。



家族の反対や、過去の記憶を消し去りたいが為に軍部ではく商社に勤め、繊維部の一職員として再スタートする。



しかし、その能力を買われ、会社では「特別待遇」を受けて政界や軍部との折衝、海外航空機の入札案件などに翻弄されるうちに本能とさえ言える「軍参謀」の血が騒ぎだす。







そこには軍以上におぞましき海千山千の政治家や軍幹部、商社トップの思惑が錯綜しており、切れ者の壱岐と言えどもその渦のなかに飲み込まれてしまうのである。



最後は軍時代に命を救った唯一の親友すらも犠牲にしてしまった壱岐は会社を後にする。







人生とはゲームのようである。



政治家憎しという感情も勿論湧くのであるが、カネのためでもなく自分を試したい、何かのために能力を使いたい、という人間の本質的な欲望の恐ろしさをまざまざと見せ付けた名作である。



そう、人は利権や名誉だけで動いている訳ではないのである。地位や名誉すらも人生という舞台においては小道具でしかないのかもしれない。



















文責:彦坂

音楽豆知識

Menu

おすすめコース