雨の樹 素描(コード化)Org.Comp.By 武満 徹

2018/10/07 []





1982年モーリス・フルーレの50歳の誕生日に捧げたピアノ曲。

1~6小節目までを単純化するとこれだけコンパクトになるのです。



無調に近いですが無味乾燥なものではありません。

非常にJazzyです。歌っています。



ちなみに各々のコードネームは「型」しか表しておらず、真のトニックは別の音の可能性もあります。

それは探し当ててみて下さい。



音響構造(配置)の妙技と独特の武満節は盗むのにコツが要ります。

これを解体して対位法的に扱うと、彼の技法の一部が掴めてきますよ。



後、何音足せるのか?

足す順番は? 



反対に考えると、古典和声(別のコードタイプにも)に変えることもできるということです。

 

彼の耳の良さと過剰な前衛性が排された1980年代の抑制美を象徴しているような曲です。



結構頭が痛くなるのが次の年の「十一月の霧と菊の彼方から(From far beyond Chrysantemums and November fog」。



これが一見、簡単そうに見えてなかなか掴めない。「汎調性」の不思議なところです。



タイトルがカッコ良すぎる...最近のアニメにも使えそうな詩。



 









 

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