合唱指揮

奥村 泰憲 ( おくむら やすのり )

4歳よりヴァイオリンを始め、8歳より広島少年合唱隊に所属。15歳よりシンガーソングライターとして80曲を作曲しギターとピアノとでライブ活動を始める。18歳より合唱指揮を開始。
エリザベト音楽大学宗教音楽学科卒業、同大学院修了後、セルビアとルーマニアに短期留学。
広島市立小学校勤務を経て2005年よりウィーン国立音楽大学声楽科、プライナー音楽院指揮科・オペラ科で研鑽を積む。
2006年ウィーンでシュッツ「マタイ受難曲」イエス役でソリストデビュー、また同地でグルック「トーリードのイフェジェニー」トアス王を歌いオペラデビュー。
2009年はシュッツ「十字架上の七つの言葉」、バッハ「ルターミサト長調」を指揮し指揮者デビュー。フランス、デンマーク、マケドニア、オーストリア、ドイツで独唱会。「天地創造」「第九」「カルミナブラーナ」などソリストを多数務めオペラでは「魔笛」「ラ・ボエーム」「カルメン」「道化師」など40以上の役を演ずる。これまで17か国で演奏を行う。シェーンベルク合唱団、バッハコレギウムジャパンの公演や録音に参加。
2012年の帰国後もアイルランド・ダブリンでのヘンデル「メサイア」、ザルツブルク・モーツアルテウムでの歌劇「かぐや姫」中納言役、ニューヨークフィルハーモニーとバッハコレギウムジャパンのアメリカ公演、ドイツでのリサイタル、オーストリアでのシューマン「薔薇の巡礼」、ザルツブルク音楽祭、チロル・アカデミアヴォカーリス音楽祭への参加など国外での活動も継続。2015年にはプラハにてヴェルディレクイエムのソロを歌った。
指揮者としては専門の宗教音楽のほか歌劇「天空の町」(初演指揮)、「フィガロの結婚」「蝶々夫人」等を指揮。ミュージカルにも多数出演。18歳までアルトを歌いその後バリトンに転向していたが、30歳よりアルトでの歌唱も再開。
現在7団体の指導者。
声楽を鈴木仁、高橋大海、ミオアラ・コルテーズ、ラルフ・デーリング、甲斐栄次郎、指揮を井上一清、マクシミリアン・ツェンチッチ各氏に師事。

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