アドリブにも作曲にも使える【ウタの乗替え/メロディック・インターチェンジ】

2018/11/13

 


機能和声が「和音」を繋ぐ作法だとすると「旋律」を繋ぐ作法もあるはずである。
旋律をグラデーションで変えていくということ。

これは残念ながら「モード」の便法とも言えるリディアン・クロマティック・コンセプトにおいても追求が今一つ甘いのである。

私見ではあるが、結局のところコードの呪縛(Major or Minor Chord/縦の論理)に支配されてしまう部分には変わりがないのである。

しかし、武満はそれを乗り越えた唯一の作曲家かもしれない。
彼は日本を代表するどころではなく世界の音楽史を見ても相当な逸材なのである

私にとってはバッハやベートーベンを越えたとは言えないかもしれないが…

では、モードのグラデーションとは何かというと究極的には「行きと帰りの3音」だと思う。

下記の譜例1に分類の例


作曲として当てはめてみると…↓



コードに経過和音(Passing Chord)が存在する様に旋律にも「介在役、媒介、仲人、USBハブ」のようなものが存在しているのである。

Ⅳ-Ⅴの音は和声学においては「サブドミナント/ドミナント」という重要な音であるが旋律においては「次の段階」の話なのである。

これは小泉文夫も柴田南雄も指摘していないのでは...。

でもね、最後はセンス。
どう繋ぐか変形させるかはその人次第、私は相当良いことを教えていることに気付くかどうか。
私よりセンスがある人に活かして欲しい。

最後はどう咽(むせ)び啼くかだよ。
チック・コリアに「Now He Sings Now He Sobs」ってのがあるでしょ。
いいタイトルだよ、あの人の音楽は嫌いだけど。

武満さんは啼くねぇ。

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