映像音楽の作り方(その2)

2018/12/08


初めはスゴくベタなシチュエーションから練習してみるとよいでしょう。
例えば「ホオジロザメの化け物」が出てくるあの映画を無音にしてどんな音楽を付けようかな~?と悩む。

大抵の人はジョン・ウィリアムズのコントラバスの半音階進行が流れてきてしまうと思いますが、そこに敢えて異なるものをつけてみる。

その時に2パターンは最低付けてみて下さい。

1.ジョン・ウィリアムズと同じフィーリングを持っているもの。
2.フランス映画の様にしたらどうかな?
3.火曜サスペンス劇場のディミニッシュコードの連続なんかどうかな(これはさすがに酷いですが)

慣れると付ける前から選択肢がある程度絞られるのですが、初めのうちは本当にそれがいいのかなぁ?と試行錯誤することが大切です。

田頭先生が仰有るように「答え」はないのかもしれません(笑)それでも、売れている映画はやはり音楽が良いのです。
アレックス・ノースがスタンリー・キューブリックに素晴らしいスコアを書いたのに、全部ナシにされてヨハン・シュトラウス等のクラシックに差し替えられた話は有名ですね。

ノースはあれで寿命を縮めましたが、結果的にキューブリックの選択が合っていたのでしょう。ゴールドスミスですらタンジェリンドリームやサミュエル・バーバーに差し替えられてぶちギレたりしています。

巨匠が「叩き台」になってしまうような厳しい世界でもあるのです。

最近は仕事自体が限られた数しかなく、コネクション作家で回っているので、とんでもない作品が出にくくなりました。特に日本では。

私も昔に作ったファイルが200以上あるので(商用ではないですが)そのうち一部をUPします。
確かに期限があるから「筆は荒れる」とも言えるし、こんな音楽が自分に書けたのか...と言うような体験もありました。






文責:彦坂

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