G.ラッセルの苦悩

2018/12/18


凄く基本的な観点に戻って自分で考えるというのが時には必要である。
下記の譜例を見ると「オクターヴ」というのは平均律で行くと確かに12回の「半音の移ろい」が存在する。(ト音記号が抜けている)
しかし、その為には「駅」が13箇所無いといけないのである。

その中の同じ立場にあるもの同士を繋ぐと6つの「型」(ジャンル/シェイプ)が出来上がる。

最も中庸に見えるのは「ど真ん中」に位置する「#Ⅳ度」。
これを基準に見ていくのがラッセル式なのであろう。
しかし「Major」と「minor」という認識が容易であるらしい三度を優先すると、最も近い「Sus4」と、最も遠い「Chromatic」が「中心C」を脅かすのである。

本来、調性は「単音」でも表せるのだが、ある特定の関係を強調していくとそれぞれ異なった体系が生まれるということ。

より「Major-minor的」な見方が「機能和声」なのである。

遠いものを見ようとすることだけではなく、自分と異なる中心を持つもの、に焦点や周波数ダイアルを合わせることは人間にとって「不快」で「困難」なのである。

こんな関係止めてしまえというのが「十二音技法」である。しかし、依然として「調性」は「重力」のようにはたらいている。

逃げれば逃げるほど「調性」に戻ってしまうので、「無調」を保っている人達はストイックであり滑稽にも見えるのである。


文責:彦坂

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