ジェリー・ゴールドスミスへのインタビュー(2000)

2019/03/09



ジェリー・ゴールドスミスはその実力と業績に比してあまり一般には知られていない作曲家ですが、彼が作り上げた音世界はハリウッドの中でも燦然と輝いています。
伝統的なオーケストラ・スタイルのジョン・ウィリアムスや、簡明なオケとキネティックパーカッションに、シンセサウンドを組み合わせたドライブ感溢れるハンス・ジマーの間を縫うようなバランス感覚のある手法なのです。
そして、その音楽性の幅広さに関しては前出の二者をも凌駕していると言えるでしょう。

これだけ多彩なサウンドが一人の人間から生まれるのかと唖然とさせられます。
しかし、彼はイメージとは異なりSFサウンドが特に好きだった訳でもない様で、意外にもヒューマンなドラマが好みだったようです。

音響的なものは勿論、美しいメロディを書かせても一級品という稀有な作曲家でした。彼の新作を聴くことはもう叶いませんが、何と多くの遺産を残してくれたことでしょう。

映像音楽を志す人には是非一度、真剣に向き合ってほしいものです。


音楽家は映画監督の下だからなどという意識ではいけません。




文責:彦坂

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