映画【処刑の島(1966)】大映

2019/07/08




監督:篠田正浩
原作:武田泰淳
脚本:石原慎太郎
音楽:武満 徹
キャスト:新田昌(玄)、三國連太郎、岩下志麻、佐藤 慶、殿山泰司、小松方正


復讐の為に生きる事は「時間の無駄」であろうか、過去は忘れて現在を生きることが有意義であろうか。


それは「恨み」や「痛み」を知らないで生きてきたおめでたき人間の戯れ言である。


いや大方の人間が生きていれば何かしらの負の感情を抱き、それと対峙し続けるか、忘却の彼方に追いやるかの選択を迫られる事があろう。


人生には行き場が無くなるという事が起こりうるのである。
死ぬことすらできぬ苦しみを抱きながらどうして平穏な暮らしができようか。


救いなど、どこにもない。
ただ、ケジメを付けることはできる。


映画自体はあまりにもコンパクト過ぎて大した作品ではないが、主演の新田昌の存在感は傑出している。


彼はこの後、脇役が多く華々しい役者では無かったがこの映画での彼は男の色気が漂っている。






文責:彦坂
 

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