フランスの前衛音楽

2020/02/07

 
西洋の進歩史観、論理・科学至上主義、キリスト崇拝の行き過ぎ。
その観点からすると、
メシアン→ブーレーズあたりから明らかにおかしくなってきていると思います。
限定する、留まるというのは勇気がいることで、下手をしたら前進より知力も忍耐も要ります。
彼らはモード(旋律、音程、ダイナミクスなど)を限定して、ストイックになったように見えて、その実、形式や長さへの配慮は一切ありません。無限にシステムで書き散らせば良いと思っている。
彼らの多作はベートーベンやドビュッシーの多作とは質が異なるのです。
彼らは教員であり、権威の椅子にすがるしかなかった。
本物の音楽家は 国を動かして政治家になって、研究所所長など恥ずかしくてなれなかったのかもしれません。
業績の量は文句が付けられないですからね。
あとは論理的にストラヴィンスキーやラヴェルを潰していくことだったのかも…。
解析できた=征服したと思ったのか。
愚かなものです。よほど抑圧されていたのでしょう。
大先生への敬意は大切ですが、印籠の塗装はいつかは草臥れはがれます。
彼らの分析や思想をコピーするのではなく、自分なりにおいしいとこどりして、創作に活かすのが賢いやり方かもしれません。
それが作曲家の態度としてあるべき姿でしょう。
 


文責:彦坂

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