スコア・リダクション(総譜分析)「スコットランド幻想曲」Op.46作曲:マックス・ブルッフ(1838-1920)

2020/04/21

「スコットランド幻想曲」Op.46

作曲:マックス・ブルッフ(1838-1920)

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彼は14歳で交響曲を書いていたそうです。
本格的に活動を始めるのが20歳という早熟さ。
ドイツ後期ロマン派も一括りにはできなくて調性があって分かりやすいものを書いていた人も結構居るのです。

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リダクション譜面というのは本当に面倒臭いので、例えばJ.ウィリアムズなんかは連弾(4段)に纏まっているそうです。
J.ゴールドスミスは9段以上書いていて、オーケストレーターはほぼ浄書するだけだったり。
武満さんは純音楽作品は異様な細かさでも、映画音楽は後年「木々のささやきザワザワ」とだけ書いてあって、オーケストレーターの池辺さんは毛が抜けてしまい、毛利さん、八村さんは早くに天に召されました。(それが直接要因とは言ってません...)

本当に書くということは大変でコード・ネームで適当にやってくれというのがジャズやポップスでは普通です。
が、昔の作曲家はこれを頭で鳴らして、移調して総譜にして、パート譜作って、指揮までしたのですからバイタリティーが半端ではありません。

手で書くと一音の重みが分かります。
私の大学時代の「管弦楽法」の山下 恵先生は授業内は「譜面作成ソフト」使用禁止にしていたのは素晴らしい事だと思います。

コピペは時々、恐ろしいミスをやらかしますし。
もう、フルオケなんていうのは過去の遺物だという気もしますが、やはり作曲家たるもの一度は自分の作品をフル・オーケストラで鳴らしてみたいものなのです。

※ハリウッドはホルンより上にトランペットを書くことが多いようです。見易いですね。

 






文責:彦坂

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