映画【フレンジー(1971)】

2020/05/21

Frenzy

監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:アンソニー・シェーファー
原作:アーサー・ラ・バーン...
出演:ジョン・フィンチ、バリー・フォスター、アレク・マッコーエン
音楽:ロン・グッドウィン

ヒッチコックの「最後から2番目」の作品。
B.ハーマンを欠いた如何にもアメリカ映画らしいタッチになってしまったが、その手腕は衰えを見せていない。
絞殺レイプにしか性欲を感じない男(ラスク)が繰り返す犯行に、友人である少し素行の悪いボブが罪を着せられ、到頭世論は彼を犯人に仕立て上げる。
絞められる女達は皆、魅力的で終始、色気が漂う映画である。

誤認逮捕をした後に料理マニアの妻の助言「女の勘は操作よりも正しい」で、真犯人を確信する刑事の動向もなかなか洒落が利いていて面白い。
最後の最後まで目を離せない作りになっているところはやはりヒッチコック。

音楽もハーマンと比較すると、だいぶ落ちるが「無音」のシーン等も巧妙に組み込まれており隠れた名作であるといえるだろう。










文責:彦坂


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