対位法/機能和声的と旋法的のちがい

2022/03/04

 
a.機能和声的な動き
b.旋法的な動き

◼連続5度に関して

「※強拍➡強拍」、「弱拍➡強拍」は、ほぼ無条件で禁止とされています。
※ここでは第一拍という意味で使っています。

しかし、旋法的(Modal)な音楽や近現代の音楽(ポップスやロックも含めた)を通過してきた耳にとって、余程クラシックの専門教育でも受けていない限り、これを「汚い」「不快」と捉えることはないでしょう。

一応、様式上は機能和声には「ドミナント」という概念が確固として存在しますが、旋法音楽にそれをそのまま当て嵌めることは強引と言えます。
寧ろ、平行和音を活かす方がユニークです。

一曲の中で使い分けても構いませんし、自分なりのモノサシを持ち、耳を鍛える方が建設的と言えます。



文責:彦坂

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