古典和声/G7がCに解決するのはなぜ?

2023/09/05


本来は音楽にルールなどはありません。
あるのは様式です。
世界に溢れる音の中から、
規則的に並べてキャラクター化しやすかった「ドレミ」を選び出し(パーカッションは除く)、後はグラデーションを作るだけです。
通常、人は止まっているものよりも動くものに強く興味を示します。
基礎配列であるペンタトニックからはみ出した「増4度(トライトーン)」をペンタトニックゾーンに戻してやることで安定を感じさせるように教育(布教)した結果、大成功したと言えるでしょう。
しかし、知覚の優れた人間はその予定調和にウンザリし、敢えて解決させなかったり、果ては基礎配列自体を無視したり、言葉にキャラクターを付けるように(演劇、アニメ、発声)音に様々なパーカッシブな世界のみで音楽を作ったりするようになりました。

 


文責:彦坂
 

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