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モダン・ジャズの黎明期 【ニューオリンズ】(1947) アーサー・ルービン監督 ーボイストレーニングのプルメリア音楽教室ー

2019/12/11

出演:ルイ・アームストロング、ビリーホリディ、ドロシー・パトリック


普段はクラシカルなオペラシンガーで、上流階級のお嬢様ミリーが、黒人のメイド(ビリー・ホリディ)の歌声に聞き惚れ問う。

お嬢:「その曲は何て言うの?」
(実は雇い主である母親から、メイドが歌うことは禁止されているからこっそり歌っている)

ビ:「ブルースです、お嬢様」

嬢:「それはブルー(哀しい)な時に歌うの?」

ビ:「いいえ、違いますお嬢様。嬉しいときも、哀しいときも、恋をしているときも歌います」

嬢:「では、あなたは恋をしているのかしら?」

ビ:「フフフ、そうです。お嬢様」


こんな会話から始まる小粋な映画である。


彼女は心を形式ばらずに魂を込めて歌えるブルースに心惹かれ、聞いたら母親が卒倒するにも関わらず、夜な夜な酒場に通うようになる。

「声楽のレッスンで遅くなる」と。

もう一人の主人公はニューオリンズのベイズンストリートの王と呼ばれた男ニック。
看板コルネット奏者のサッチモの演奏を聴ける賭博場を営んでいる。
あることをきっかけにこの子女と王が恋に堕ちる。

母親も親戚も気が狂わんばかり、金の力にあかせて地元の警察や軍幹部を説き伏せ、店を潰し、ニックも黒人ブルースマン達も排除、一掃するように指示する。
しかし、娘のミリーを指導している老ピアニストも、実は大のブルースファン。
夜になると酒場に繰り出し、サッチモとセッションをしたりしている。

美しいミリーのメジャーデビューが決まり(まぁほぼカネの力だが)ソロリサイタルが行われるのだが、彼女は大成功したにも関わらず、最後にブルースを一曲と、伴奏者の先生とともに小粋にやってしまう。

当然、母親も音楽プロモーターも、客の半数も怒り狂って席を立ったことは言うまでもない。
ニックは母親にミリーとは2度と会わないことを約束に2万$を要求する。
このあと、ニックとミリーの運命や、いかに...。

・・・・・・
今の時代には考えられない。

歌ってはいけない歌があるとは。

日本の軍国時代も敵性音楽として洋楽どころか歌謡曲まで選別され弾圧を受けた。
当時の売れっ子作曲家・古関裕而も「軍歌、愛国歌」を量産しなくてはならない状況に追い込まれる。

音楽をできるということは当たり前のことではないのである。
出来たとしても、自分の歌いたい歌が歌えるとは限らない。

好きでもない歌を無理矢理歌わされる事ほどの苦痛があるだろうか。


「Jazzと読書の日々」という名ブログにこんな一節があった。
【ブルースは哭きながら「人生は哀しい」と歌い、ロックは怒りとともに「人生は哀しい」と歌う。そして、ジャズは笑いながら「人生は哀しい」と歌う】と...。

こんな素敵な気概を持つ音楽家ならば必ずいつか人の心を掴む事だろう。

「カネのため、見栄のため、仕事のため」のみの「演奏や歌」では 人の心を動かし続けることはできない。

そんな音楽に価値はない。音楽のために命をかけてやっているプロがどれだけいるだろうか。
総てを失ってでも音楽をやれるか。

単なる職業意識や生活のためではなく。

究極的に「音楽家」に問われるのはそこしかないのである。

あぁ偽物の音楽のいかに多いことか。昨今の業界の停滞など当然の帰結である。

バブル期は時代が狂っていただけなのだから。










文責:彦坂








































































































































 


 

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