エデイット・ピアフ「愛の讃歌」ーボイストレーニングのプルメリア音楽教室ー

2023/03/23

【題名だけでは本質が分からない「歌」】

エデイット・ピアフ「愛の讃歌」

ピアフが妻子ある愛人の死に際して歌った曲と言われています。...
しかし、原義は「愛の為なら、盗みもするし、祖国や友を裏切りもする」等など過激な歌詞のため意外にもフランスでは気楽には歌われていないそうです。

ここにはまず二つの視点ができますね。

素敵な歌だし「愛の讃歌」というタイトルなのだから、もっと気楽に歌えばいいのでは?という考え方。実際に越路吹雪でヒットしました。
もう一つは、いや本物を知っていたら気楽には歌えないよ~こんな歌!という考え方。
これも当然理解できます。

私は更にもうひとつ足したい。
原訳でそのままオープンに歌う。
という選択肢です。自分の恋愛のためならば世界が滅びても良い、他の人間などどうなってもいい。
これを言えるのが「芸術」の意義だと感じます。
実際にそういう事を感じたことがない人には関係がないことかもしれません(平和なのか鈍感なのかそれはどちらでもいいですが😁)。

そんな激しい感情(愛や憎悪、嫉妬)をなぜ隠す必要があるのか。少なくとも芸術においては隠したら意味がないのです。
そういう「降れ幅の本質」を見せるから人々は、あぁこういう感情もあるけど、実際には行動に起こさないよなぁですとか、やはりそういう変態的な欲望もあっていいんだ!と無駄な悩みから解放されるのです。

ただし、商業音楽家であっても本質を知っていることは大切なのです。
安易にタイトルだけでレパートリーに入れるですとか、改変や、カバーなどは控えてはいかがかなと想うのです。

 

岩谷時子が大衆に向けて書き換えた歌詞
http://sp.uta-net.com/search/kashi.php?TID=42573

こちらが実際の意味に近い美輪明宏の訳
http://j-lyric.net/artist/a000469/l01da2c.html








文責:彦坂





















































































































































































 

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