オーボエ

 オーボエの魅力は、まず何と言ってもその独特で神秘的な音色にあるでしょう。ゆったりとしたアダージョの曲における哀愁を帯びた丸い甘美な音色、または快活なアレグロの曲での軽やかで華やかな存在感のある音色、どちらも素晴らしいものです。アンサンブルなどでは大変重要な存在です。
 これら独特のオーボエのもつ魅力によって、昔からたくさんの作曲家によって、オーボエの為に美しい旋律が残されてきました。ですので、オーケストラにおいて、とても長い、そしておいしいソロを担当する機会が多いのです。よくオーケストラのレヴェルはオーボエとホルンの腕前を聴けばわかるとも言われています。ちなみにギネスでもオーボエは世界で一番難しい木管楽器として認定されています。

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 また、オーボエという楽器自体のフォルムの美しさも素晴らしいのです。楽器の中でも最も複雑なメカニズムによって構成されているものの一つと言えるオーボエは、木でできたボディーの上に金属で施されたたくさんのキーの数々によって、独特の美しさが醸し出されています。ひとつの芸術品とも言えるその美しさに惚れてこのオーボエという楽器を始めたという人が、実は少なくないのです。 金属の部品がくっついたり離れたりして、複数の穴を開け閉めできるようになっていて、それによって音程を変化させる楽器です。またオーボエのリードは人間の声帯に近い形をしていて、感情(特に哀しみ、愁い)のこもった音色が出るのが特徴です。
 オーボエはフランス語でHautboisと表記され、その意味は「高い音の木」です。その名前のとおりオーボエの音は非常によく響き、ホール全体を包み込むように朗々と美しい旋律を歌い上げる楽器です。このオーケストラの主役とも言える楽器を手に取り、音楽の世界の扉を一緒に開けてみませんか。

オーボエ講師紹介

細根 悠平 ( ほそね ゆうへい )

中学高校と6年間吹奏楽部に所属。
中学ではクラリネットを一年間、バリトンサックスを2年間経験する。
関東第一高校に進学後、オーボエを担当、江戸川区少年少女オーケストラに所属。
現在、東京音楽大学音楽学部器楽専攻オーボエに在学。
ソロ・アンサンブル等の演奏活動を中心にオーボエの指導など幅広く活動。
オーボエを故似鳥健彦氏、古部賢一氏、室内楽を安原理喜氏、ピアノを小高明子氏に師事。

川崎 芳江 ( かわさき ふさえ )

武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科オーボエ専攻卒業。
オランダマーストリヒト音楽院修士課程修了。在学中、室内楽を中心に多数の演奏会に出演。
今までにオーボエを虎谷迦悦(洗足音大教授)、井上恵子、青山聖樹(武蔵野音大准教授、東京芸大講師、NHK交響楽団首席奏者)、ヨーゼフ・キシュ(デトモルト音楽大学教授)マーク・シェーファーディーク(マ―ストリヒト音楽大学教授)ら各氏に師事。また、ニック・ドイツ(ライプチヒ音楽大学教授)、ペーター・タベルナロ(リンツ音楽大学教授)、ギュンター・パッシンら各氏のマスタークラスに参加。

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