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ソルフェージュってなに?効果や学習する内容について

ソルフェージュってなに?効果や学習する内容について

ソルフェージュは音楽高校、音楽大学などの養成機関では必須科目です。「音楽経験があれば、楽譜を読み問題なく楽器を演奏できるのに、なぜソルフェージュを学ぶ必要があるのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

ソルフェージュは聴音・視唱・理論の3つの要素で成り立っており、楽譜から本質的な音楽そのものを読み取る力を身に付けるために必要な学習です。正しく音階や楽譜の記号、ルールなどを理解することで、聞き手に伝わる表現力を高められます。

本記事では、ソルフェージュの具体的な効果や、学習する内容を紹介します。音楽大学の受験を考えている方も理解しておきたいポイントとなるので、ぜひ参考にしてください。

ソルフェージュとは

ソルフェージュ(Solfege)は、楽譜を読むことをメインに、音楽理論や表現などの基礎を学ぶための学習を指します。

ソルフェージュの起源は11世紀まで遡ります。イタリアの音楽教師であるグイード・ダレッツォ(Guido d’Arezzo)が著した「アンティフォナリウム序説」により、ソルフェージュの基礎となる音階の名前が示されました。

効率よく音楽を教えるため、Ut・Re・Mi・ Fa・Sol・Laの階名を作り、後にSiが加えられ、現在使われている「ドレミファソラシ」が完成しました。

現代の音楽教育においても基礎を学ぶための教材として使用されており、音楽学校や音楽教室での教育において必須科目です。

ソルフェージュの学習内容は多岐にわたりますが、具体的な内容として、唱和・聴音・楽典・リズム・音読み・伴奏付けなどの科目で構成されます。楽譜の読み方や声楽、楽器演奏の基礎を固めるのはもちろん、作曲や編曲などの創作活動にも役立ちます。

ソルフェージュを学習した際の効果

ソルフェージュを学習した際の効果は、大きく分けて3つです。

  • 楽譜を正確に理解して演奏できるようになる
  • 短期間で演奏できるようになる
  • 表現豊かな演奏ができるようになる

ソルフェージュは、音楽の基礎を築くうえで重要なスキルであり、音楽的な成長を促進する効果的な手段です。

楽譜を正確に理解して演奏できるようになる

ソルフェージュでは音符や音階を視覚的に理解するだけでなく、口頭で歌ったり手を動かしたりして、身体的に感じることが求められます。

ソルフェージュの学習において重要なポイントは、音符や音階の読み方、音程の関係性を正確に理解することです。繰り返し学ぶことで、音符や音階の読み方や音程の関係性を理解し、作曲家が思い描いたイメージを正確に演奏できるようになるでしょう。

短期間で演奏できるようになる

ソルフェージュの学習では、楽譜を読む力や音楽の要素を把握する力など効率的に学べるため、短期間で演奏ができるようになります。

ソルフェージュでは、音符やリズムのパターンを繰り返し練習することが一般的です。繰り返しの練習によって、楽譜を読みながら素早く正確に演奏するスキルが養われます。

たとえば、自分の声を使って音楽を表現するためには、音程の正確さと音色の調節をしなくてはいけません。しかし、ピアノなどの楽器であれば、調整しなくても楽器が正しい音を出してくれます。

ソルフェージュでは、音楽の要素を視覚的に理解するだけでなく、口頭で歌うことや身体的に感じることによって、自分で正確な音を出せるようになります。

表現豊かな演奏ができるようになる

ソルフェージュでは、音の高さや長さ、強弱、リズムの変化など、音楽の要素を深く理解が求められます。正確に理解することで、演奏の意図や楽曲の表情を的確に捉え、表現する力が養われます。

また音の識別力が向上し、耳で音楽を聴きながら演奏する耳コピができるなど、音楽を聴く力を身に付けられ、音楽の表現力や即興演奏の能力も向上するでしょう。

ソルフェージュで学習する内容

ソルフェージュの学習内容は、大きく分けて4つです。

  • 聴音
  • 譜読みの訓練
  • 楽曲分析
  • 音楽理論

譜読みの訓練

音楽を学ぶ方であれば、譜読みは誰もが身に付けたい能力のひとつです。楽譜を読み解くスキルを身につけるために、楽譜の記号や記号の意味など、基本的な要素について学習します。

譜読みができれば、楽譜を見て音符や強弱などを間違わずに、ひととおり演奏できるようになります。

  • 楽譜の全体像を把握する
  • 音の高さを読む
  • 音の長さを読む

楽譜は、記号やルールなどを知っているだけで、滑らかに読んだり理解できたりするわけではありません。初めはゆっくりと楽譜を読む練習から行い、音符や記号の意味や演奏すべき音を確認しながら、繰り返し練習する必要があります。

ひとつずつ音符を読み進めることで、楽譜上の音を正確に把握し、イメージできるようになるでしょう。

聴音

聴音では、耳で音楽を聴き取る能力を向上させるために、実際に音を聴いて音階などを正確に認識する訓練を行います。聴音は、ただ音を聞けば伸びるわけではありません。

  • 音程をとる
  • テンポをとる
  • リズムをとる

音を繰り返し聴きながら、楽譜に音符や和音の記号を書き込む練習を行うことで、音感も身につきます。また、聞き分けるのは音だけではなく、リズムや拍感、音楽の表現、感情を聴き分けることも重要です。

音楽大学を受験する際には、単旋律だけでなく、複旋律や和音にも焦点を当ててレベルを上げていく必要があると言えるでしょう。

楽曲分析

楽曲の構造や和声、メロディの特徴、リズムパターンなどを分析し、楽曲の意図や特徴を把握します。

  • 形式を見る
  • 旋律の形を見る
  • 調整・和音を見る

たとえば、アニマートと記載されていたら元気よく速いテンポの曲なのかとか、小節ごとに場面が変わっていないかなどを確認することで、演奏や表現で音楽をより深くイメージできるでしょう。

音楽理論

音楽理論では、音楽の基本的な概念など、どのようにして楽曲が出来ているかを学習します。

  • 音楽の基礎から始める
  • ルーディメンツを理解する
  • 記譜法を読む

作曲や演奏の技術を向上させるために重要な役割を果たすだけでなく、音楽の構造や関係性を理解することで、楽曲の解釈や作曲・編曲の知識を深められます。

ソルフェージュはこんな人におすすめ

ソルフェージュは音楽を学びたいすべての人におすすめです。

  • 音楽初心者
  • 音楽大学を目指す受験生
  • リズム感を就けたい人
  • カラオケで高得点を取りたい人
  • 耳コピができるようになりたい人
  • 編曲やアレンジをしたい人

ソルフェージュは、楽譜から本質的な音楽そのものを読み取る力を身に付けるための学習方法です。最終的に演奏に活かすことを目的として、音楽理論や表現などの基礎を学びます。

音楽大学では、試験科目や必修科目にソルフェージュが組み込まれており、身に付けることで楽曲への理解度や表現力が向上します。

ソルフェージュは独学でできる?

ソルフェージュは、基本的には独学で学ぶことが可能です。教材などを用いて勉強すれば、楽譜を読むことや演奏することはできるようになるでしょう。

しかし、ソルフェージュの目的はどう音楽に活かすかです。音楽の要素や表現を正しく理解し、演奏に反映させることが重要です。

  メリット デメリット
音楽教室 ・正しい知識を専門家から直接学べる
・正しい評価や適切なフィードバックを受けられる
・効率的なカリキュラムでスムーズに学べる
・費用がかかる
・音楽教室に通う必要がある
独学 ・好きな場所や時間に勉強できる
・費用を抑えられる
・間違いに気づきにくい
・モチベーションが下がりやすい

独学で学ぶ場合は、自己管理やモチベーションの維持が求められます。練習時間を確保して、継続的に取り組みましょう。

また、ソルフェージュは正しい指導やフィードバックを受けることで、より効果的に学べます。専門家の指導を受けることで、学習の質を向上できるでしょう。

声楽初心者が声楽レッスンを受けるにあたって、疑問になりやすいポイントをこちらでまとめました。ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

ソルフェージュは、音楽理論や表現などの基礎を学ぶ学習方法のひとつであり、演奏技術や表現力の向上に不可欠です。ソルフェージュを通じて、音楽の構造や表現方法を深く理解し、より本質的な音楽そのものを読み取る力が向上します。

「音楽大学の受験に必要だけど、今までソルフェージュを学習してきていない」と不安な方もいるかもしれません。しかし、すべての音楽家が幼少時よりソルフェージュ教育をしてきたかと言うと、決してそうではありません。

音楽大学を志願するまでソルフェージュを知らなかったという方も、無事に入学しプロの道に進んでいる方もいらっしゃいます。やる気次第で、ソルフェージュの学習はいくらでも深めることができます。

受験を控えている方はもちろん、音楽の基礎を固めたい方もぜひ一度体験レッスンへ参加し、ソルフェージュを学んでみましょう。