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Blog[ 講師ブログ ]

声楽初心者の疑問を解決!声楽レッスンはどんなことをする?

声楽初心者の疑問を解決!声楽レッスンはどんなことをする?

歌うのが好きで、声楽に興味があるものの、声楽レッスンではどんなことをするのか知ってから受講したいと考える方もいるのではないでしょうか。声楽レッスンを受けに行くのは、多くの初心者にとって勇気がいることです。

そこで今回は、声楽初心者の方のために、声楽レッスンの種類やどんなレッスン内容なのかを詳しくご紹介します。声楽に興味があれば、ぜひ最後までご覧ください。

重要なのは受講者の希望と熱意

どのくらいの頻度で、どれだけの期間レッスンを受ければ上達するのか、具体的な目標がほしい方が多くいます。実際、個人差はあってもどれくらいのレッスン量でどの程度上達するかの目安は、プロであればわかります。

しかし上達するために重要なのは、レッスン量だけではなく、どれだけ一生懸命やるかです。同じ量のレッスンを受けても、やる気の違いは如実に結果へ表れます。そのため、まずはレッスンを真剣に受講するところから始めましょう。

声楽レッスンの種類

声楽レッスンといっても、歌の種類は数多くあります。種類によって歌い方はまったく違うので、自分が希望するジャンルを選んで受講してみましょう。声楽レッスンの具体的な種類は、下記の内容です。

クラシック声楽

歌の基礎となる発声練習を行います。クラシックの音楽に合わせた、本格的なレッスンです。

ミュージカルボーカル

ミュージカルのオーディション対策になるレッスンです。舞台観劇が好きな方が、プロと同じように歌う楽しさを味わうこともできます。

J-POPS

J-POPに合わせて、自分に合った音域や歌い方を教わるレッスンです。表現方法や歌い回しも教わることができます。

洋楽

ネイティブな発音を教わったうえで、英語の歌詞の歌い方を学ぶレッスンです。発音がよくなると、アクセントやブレスの箇所も変わります。歌う時だけでなく、英会話の技術を上げることもできます。

演歌

演歌の専門的な技術を学ぶことができます。こぶしの入れ方や調子の取り方など、演歌独特の技法をプロから教わります。

シャンソン

シャンソンという名前は、フランス語で歌という意味を表しています。日本語と英語の二つの言語を使って歌います。

上記のような、歌のジャンルで分かれたコースとは別に、トレーニング系のレッスンもあります。

ボイストレーニング

すべての歌の基本となる、歌い方の基礎を学ぶレッスンです。それぞれの体の大きさに合わせた発声方法を学ぶことができます。

音高や音大の受験対策

受験校から出された課題の練習をすることができます。課題が出される前でも、発生の気泡を学ぶことが可能です。

子供むけのボイストレーニング

大人のボイストレーニングと同じ発生練習や歌唱指導と併せて、表現力を身に付けるレッスンも行います。

一曲集中トレーニング

結婚式などで曲を披露する機会がある方が、一曲のみ集中してトレーニングするレッスンです。曲に合わせたテクニックを身に付けることができます。

基礎力と知識の向上

声楽のレッスンは、初めから急に歌い始めるわけではありません。どんな作業においても、まずは基礎を学ぶことが必要です。

また、声楽は体を使って行いますが、その前に知識を身に付けることも必要です。頭で理解したうえで実践に移すと、スムーズに技術が身に付きます。ではここから、実際にどのような流れで実践練習まで行われるのか、詳しくお伝えします。

準備運動

まずは準備運動を行います。ボイストレーニングは、体のあらゆる筋肉を使いますが、固い状態だと上手く発声することができません。適度に力を抜いた状態で筋肉を使うことで、しなやかな声が出ます。

そのため準備運動では、軽いストレッチを行います。肩まわしや首まわしなどの運動は、筋肉をやわらかくするだけでなく、全身の血行をよくするので体全体が動かしやすくなります。結果的に、発声に必要な筋肉がやわらかくなり、声が出やすくなるのです。

発声するときの姿勢

歌を上手に歌えないという方のなかには、間違った姿勢をとっていることが原因となっている方も多いです。正しい姿勢をとることで腹式呼吸が意識され、よい声が出るようになります。

立って歌う場合、背骨の位置がキーポイントとなります。腰から首まで背骨がひとつずつ積みあがっていくようなイメージで、姿勢を整えます。こうすることで、反り腰にも猫背にもならず、よい姿勢を保つことができるのです。

また、筋肉に力が入っていると上手に歌うことができません。姿勢を保ちつつ、筋肉を緩めてあげるようにしましょう。

発声練習

準備運動を行い、姿勢を整えたら、ようやく発声練習に入っていきます。発声練習は、歌唱前の基礎練習のようなもので、プロも本番前に必ず行うものです。

発声練習は、自分の歌いやすい音域で歌うようにしましょう。無理に高い声や低い声を出すと、歌唱前に喉を痛めてしまうので注意が必要です。

発声練習に慣れてきたら、音程が変わる部分をなめらかに歌うように意識することで、実際に歌唱する際にもフレーズをなめらかに歌い上げることができます。

初心者の気になるポイント

声楽レッスン初心者の方は、レッスンを受講するうえでさまざまな疑問があるかと思います。声楽初心者の方が気になるポイントをご紹介します。

レッスンで好きな曲は歌える?

声楽レッスンのなかには、好きな曲を歌うことができるコースもあります。たとえば、特定の曲を披露する予定があるので、その曲を上手に歌えるようになりたいという場合には、一曲に集中してレッスンを受けることも可能です。

また、自分の歌いやすい曲で練習したい、という希望にも対応していることが多いです。歌いたい曲が明確にある方は、レッスンを受ける教室に相談してみるといいでしょう。

楽譜が読めない・音痴でも大丈夫?

自分の声に自信がない方もいるかと思いますが、現時点で音痴でも問題ありません。レッスンを重ねていくと改善されることが多いです。

また、発声に自信がなく、人前で歌うことに抵抗がある方は、マンツーマンのレッスンを行っている教室を選ぶとよいでしょう。周りの目を気にせずにレッスンを受けることができます。

大人になってからの音楽は遅い?

歌の習いごとを大人になってから始めるのも、決して遅くはありません。何歳になってもいつでも始めることができます。

しかし声楽は、筋トレなどと同様に1回のレッスンで上達するわけではなく、継続してレッスンを受けることで徐々に上達していくものです。短期的に上達できると思っていると途中で挫折してしまう可能性があるので、あらかじめ理解しておいてください。

大人になってから音楽を学ぶ場合は、楽しんで継続できることがもっとも大切です。好きな音楽を楽しんで学べるスクールを探しましょう。

まとめ

今回は、声楽初心者の方のために、声楽レッスンではどんなことをするのかご説明していきました。

声楽といってもさまざまなジャンルがあり、クラシック声楽・J-POP・演歌・シャンソンなど、歌い方はまったく違います。声楽レッスンを受けようと思っている方は、自分がどんなジャンルを歌いたいのか明確にしたうえで、コースを選ぶようにしましょう。

また、歌は短期間で一気に上達するものではありません。継続してレッスンを受けることで、筋肉がやわらかくなり、体に正しい歌い方が身に付きます。長く続けることは大変ですが、一生懸命練習していれば技術は早く身に付くので、自分を信じて続けるようにしましょう。