リディアン・クロマティック・コンセプトについて

2018/11/09

下記の管理人の方は基礎的な部分をとても簡潔にまとめられています。

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出版されている本をよく理解なさっているブログ

しかし、ここからが大変なのです。

「なぜ、それが正しいの?」
「それをどう使ったらいいの?」
「誰がこんな演奏をやっているの?」
「ホントに使えるの?」

色々な疑問が出てきます。

出版されている本が決して「誤っている」という訳ではないのですが、言い回しが独特であったり、ここに辿り着くまでの細かな過程を省いてしまっています。

このコンセプトは単なる丸暗記の「テクニック」や「セオリー」にも成り得りますが、本来的には自分の中に「音楽を捉えるモノサシ」として取り込み、演奏や作曲に応用していけるものなのです。

誰にも習わずにそれをやってしまったのが唯一、作曲家の武満 徹だけです。
彼は何と1961年の時点で、アメリカ人のミュージシャン経由で原語のゲラ刷りを手に入れ1ヶ月程度で翻訳、読了しその後に生涯をかけてこのコンセプトを作曲の柱の一つとして、恐らく著者のジョージ・ラッセルも驚くほどの水準で拡張していき作品に昇華しているのです。

私も一年程度は、ただただ唖然と眺めている期間と教わる期間があり、何度も自分で仮定をしたり、可能性を試していて最近漸く、このコンセプトの凄さが分かってきました。

それでも、最後は感覚になるのです。
何を美しいと思うか、若しくは美しくなくてもいいから作りたいか。

その欲求こそが最も重要なのです。

興味がある方はライセンサー(ラッセルは後世の誤解を恐れライセンス制にしたのです)を紹介もできますし、私でもこのコンセプトに関して一緒に考えていくというスタイルのディスカッションレッスンという形であれば喜んで承ります。

機能和声やコード理論も知っていれば吸収に役立つときもありますが、私の場合は相当に旧来の学校音楽を学んだ後に講義を受けたので最初の1ヶ月くらいは寝込むほど価値観の転換を迫られました。
それくらい音楽の本質に食い込んで行くのです。

ライセンサーも複数人にあたり何度も討議、否定反論、疑問を繰り返しましたが結果的にそれをするだけの価値を持っていたということです。

どうやら、頭がまっさらな状態の方のほうが進度が早かったりもすると言われています。人間にとって価値観の変革ほど苦しいことはありませんから。

しかし、その先にはより深い音楽の世界が待っていたのです。

...と言えば言うほど「怪しげ」になってくるのは、私にもよく分かりますが(笑)

はっきり言ってこんなものは金儲けになりません。
稲森康利さんのメソッドだとか、バークリーシステム、音大で教える機能和声とは異なり、芸術の本質なんていうものはお金になりにくいのでしょう。

これさえ学べば幸せになれる!
これで明日からあなたも人生が変わります!
誰でも稼げる投資法!

が必ず「金やら幸福」で釣っているのに対して、リディアン・クロマティック・コンセプトは別にこれを学んでも幸せになれるか分かりません。
カネも入るか分かりません(笑)寧ろ出ていくという。

ただただ、音楽が好きで仕方がない方は知っておくべきでしょう。
特に、作曲家やジャズマンなど創作が入ってきたり、理論家を目指している方には必須だとすら思います。

これ以上のことは、もしよろしければレッスンにお越しください♫


文責:彦坂

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