【わが音楽語法】O.メシアン/平尾貴四男・訳

2019/09/02

今の自分の経済状況に見合わない程に高価な初版を手に入れ、身の引き締まる思いで読んでいます。


巻末のサインから2016年にお亡くなりになった嵐野英彦(ひでお)先生の蔵書を、ご遺族が提供なさったもののようです。

彼も芸大で松本民之助門下であり、純音楽のみならず三木鶏郎のCM作品をアレンジなさったりとご活躍の作曲家でした。

メシアンの語法自体は私ごときが作曲に直接生かせる様な単純なものではなく、深遠な彼のキリスト教信仰に裏打ちされたものなのですが、その名訳からメシアンが音楽にとても真摯に向き合っていたことがひしひしと伝わってきます。

単なる技法書ではなく、作曲家として生きるとは何かを考えさせられる名著です。



文責:彦坂

 

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